Thank you以外に使える英語の「ありがとう」
感謝の気持ちの表し方は、その時々によって違ったりしますよね。
例えば、頼み事を聞いてくれたり、贈り物を頂いたり、何か特別なことをしてくれた人に対する深い感謝を込めた“thank you”。
バスの運転手やお店のウェイターなどに軽くお礼を述べる場合に使うシンプルな“thank you”。
英語には感謝を表す単語や言い回しが何通りもあるので、何も“thank you”だけに固執する必要はありません。
今回は、『ありがとう』を表す英語の表現をいくつかご紹介しましょう。
1. Thanks
2. I owe you one
3. Ta!
4. Cheers
5. Shout out
1. Thanks
英語で感謝を表す際にもっとも頻繁に使用されるのが“thank you”の短縮版です。
“Thanks”は、家族や親しい友人との間のみでなく、あらゆる状況でごく自然に使用することができます。もう少し感謝の気持ちをプラスしたい時には、“thanks very much”と付け加えると良いでしょう。
2. I owe you one
『あなたに借りができたわ、ありがとう』という意味合いで使われるフレーズです。強い感謝の気持ちを表すときに、“thank you”の後に付け加えて使用します。
例:“Thank you, Bob. I owe you one!”
この表現は、近い将来簡単に返すことができる小さな借りに対して使用されることが多いので、形式ばらないシーンで使ってみましょう。コーヒーを運んでくれたり、企画を手伝ってくれたりした職場の同僚などに対して“I owe you one”と言うとしっくりきます。
3. Ta!
これはイギリス人特有の感謝の表し方ですが、元はデンマーク語に起源があるようです。
“Ta”とはデンマーク語で『ありがとう』の単語である“tak”が短縮されたものだと考えられています。現代では明るく感謝を表す表現として日常的に使われています。
Taもカジュアルな表現なので、お茶に招いてくれた友人に“Ta for the cup of tea!”のように使うことができます。
応用編として、“Ta muchly!” (“thanks very much”と同じ意味)という表現もありますよ。
4. Cheers
“Cheers”=『乾杯』という意味ですが、実は『ありがとう』を伝える時にも使用できるのです。
“Cheers”は形式ばらない状況でしたら、ありとあらゆる状況で使うことができます。ドアを開けてくれた人や、タクシーの運転手など、日々の生活の中で何か親切な事をしてくれた人に対してお礼を言う際によく使われます。
5. Shout-out
このフレーズは、感謝の気持ちを公の場で発表する時などに使われます。
音楽やダンスなどのエンターテイメント業界で良く、“We’d like to give a shout-out to all our loyal fans!”と聞いたことはありませんか?
(訳:「いつも応援してくれているファンのみなさんに感謝しています!」)
“Thank you”の表現として使われるようになったのは1990年代の頃。アメリカのテレビ番組で観客が地元の友人に“shout-out”したのがキッカケだったようです。自分で使う機会は少ないかもしれませんが、どこかで読んだり聞いたりするかもしれませんね。